生きている中で、数えきれないほどの疑問を持ったと思う。

例えばおなじみ、「おそらはなんであおなのー?」とか。

まあ生きていく中で日々何かしらの疑問を持っているんだと思う。

そしてそれは時に自分自身への問いかけにもつながっていく。

 

 

私は小さいころから「○○くんがすき!」の話題に全くついていけなかった。幼稚園生の時、空気を読むことだけは昔から得意だったらしい私は、みんなが口をそろえて言う「Aくん」が好きだと言っていたらしい。今、そもそも5歳児が恋愛の話をするのがわけわからんな、と思ったけれどうちの弟はしっかりやってた。

そもそも幼稚園では外で駆け回ったり時に家族ごっこなるものをしながらも、水筒を振り回したり階段からジャンプしたりしてたからだいぶやんちゃだった記憶はある。でも大人の前や他の子たちの前では所謂「いい子」だったんだろうな、ほー。

 

いや違う、思い出話のブログじゃねえんだ。

 

あ、そうそう。小さかった頃からそれなりに「すきなひと」についてまったく分からなかった私は小学校に上がり、まあ割と男子と話す。今もだが。ライダーやらウルトラマンは履修していなかったのになぜだ。そこでも「よく遊ぶ仲のいい奴」ばっかりだったし、一緒に登下校していた近所のやつとはお互いの家を行き来した。それでもこれは私の中では「友達」なのだ。

そして小4のとき。あのあたりでプロフ帳が流行った。ちなみにこの前、通っている書道教室で仲のいい4年生の子からプロフ帳を書かされた。8年ぶりだよ。そうそう、そのプロフ帳には「好きな人」の欄があるわけで。全然わかんないから空白で出したら何故か返却される。どうやらその欄を空白で出すのはダメだったらしい。なのでテキトーにその時仲の良かったやつのイニシャルを入れたら、今度は「えー、ありえなーい!笑」と言われた。俺はなんて書けばよかったんじゃ。

 

その後も男子とドッヂボールやら鬼ごっこを真剣にやって中学に上がり、さすがにそろそろ「好きな人」とやらができるんだろうと思ったら、違かった。

周りの恋愛話もついていけないし、そもそも「彼氏」がいるというのは何かすごいのかとも思った。

解禁された漫画を読んでも、少女漫画は「早くくっつけばよくね?」とかばっかり思ってしまって結局ジャンプばっかり。あ、終わセラ……。

 

そして高校生。やっぱりここでも「好きな人」の話になる。なんでだ。高校では気の合う友人が3人いて、私を含めた4人で話すことが多かった。4人のうち男子が2人。個人的には何も思っていなかったけれど、どうやら高校生にもなって男子と友人なのはおかしいらしい。色んな人に「どっちと付き合ってんの?」と言われた。は???

そして転機が訪れる。

 

『ねえねえみあんちゃん、S君に告白された?』

 

は??????????????????????

俺、フリーズ。

その子は気の合う友人の最後の子。どうやらS君はその子に「今度みあんに告白しようと思っている」という相談をしたらしい。

難しいんだな、まじで。

はっきり言おう。私はS君を「気の合う友人」としか認識していないのだ。

そしてなんとこれから10か月後くらいだったかな、もう1人の男子、Y君にも好意とやらを抱かれていたらしい。というか周りからは「え、付き合ってないの?」とばかり言われた。逆になんで付き合うん???

 

ここまで来て、私は「恋愛感情」というものがわからないことに気が付いた。齢17。

【恋愛感情 わからない  検索】

きっとGoogle先生もびっくりだろうな、と思ってPC画面をみたら、なんとびっくり。

「恋愛感情・他人への性的欲求を持たない」という人種がいることが分かったのだ。

よくよく調べれば、結構いる。

どうやら私は「アロマンティック」であり「アセクシュアル」というやつらしい。

きっと10代じゃまだわからないよと言う人が多いとは思うけれども、とりあえず自分のこれに名前を付けることで精神の安定を図ることにした。

そして気が付いたこととしては、自分が恋愛対象にみられるのは非常に気持ち悪いということだった。

 

 

そしてもう一つ。今日のみあんさんのブログは長い。

 

私は、自分の身体構造について疑問を持っている。いや、難しいな。

正確には「ほかの人類はともかく、なぜ自分が女性という役割に分類される生殖機能を持っているのか」という疑問だ。だからと言って、男という性別になりたいわけでもないのが微妙な部分。

自分の身体構造上に女性としての生殖機能を持っているということがまず不可解だし、なぜ自分の身体は女性であるのかもわからない。できれば、自分が「女性」ということも認識したくない。それはなかなかに難しい話なんだけれども。

 

戸籍上の性別が「女性」であることには別にもうどうしようもないしいいや、と思っているけれど、とにかく私が文句を言いたいのは身体構造の話だ。

生々しいかはわからぬが「胸を強調する服」的なものがあまり好きではない。特に制服。私服に関しては気分で量産系のかっっっっっっわいい服を着たいとかも思うけれど、基本は胸元が平らに見える服を好む。

あとはなんだ……まあ男性とは筋力とかそういう面でどうしても劣るからまあ仕方ないと割り切っているけれども、「女の子なんだから痣なんて作らないの!」とか言われるのはよくわからない。なんで?別に一輪車乗れるように頑張ってただけだもん。

それから、女の子達が「女子トーク」を繰り広げているのがしんどい。なんでわざわざ他人に月1の話すんの?あと胸の大きさとか下着の話とか。そこらへんが理解できないのが私だ。

うちの母親は「女の子らしい女の子」を育てたいらしくて、要はひらひらのワンピースの話だ。ひらひらのワンピースとかロングスカートを推してくる。それじゃチャリに乗れないと私が一蹴するのがあまり気に入らないらしいが。だから根本的に服の好みが合わない。高校になって自分で私服を好きに選ばせてもらえるようになってからはそれが顕著に表れている。

 

自分でそこらへんが理解できていない部分もあるけれど、とりあえず自分の性別には疑問しかないので、Xジェンダーという括りで自分を捉えることにしている。私は現象や自分の立場に名前が付くとひどく安心する性分らしい。

 

 

自分でもよくわかっていないし、生きていくうえでだいぶ窮屈だし、そもそもリアルで関わる人には家族含め誰にも言っていないのでもうここでぶちまけてしまう。

 

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